2021年4月にお付けした通信を写真付き編集しました。
今回は久々に僕の書いた記事になります。
新茶の準備に追われています!
こんにちは!
春になって新茶の時期が近づいて参りました。
この時期の杉本園はお茶畑の草刈り中です。
新茶前の草刈り&草取り
お茶の新芽と共に株間の草も生えてきます。
新芽よりも一気にグングンと育ってきていてこの草の刈り込みが新茶前の主な作業です。
ハンマーナイフモア
先ずはハンマーナイフモアでお茶畑の株間を往復して、草を粉砕していきます。
草刈り機
その後、お茶畑下から生えてくる草をできるだけ草刈り機で刈っていきます。
手作業で草取り
それでも最後は手作業!
ハンマーナイフモアでも、草刈り機でも届かない茶樹のど真ん中から生えてくる草を手で除去していきます。
折角の新茶に雑草が混ざるのは困るので、一番丁寧にやっていきます。
草取りが一段落してから落ち着いて新茶の収穫といきたいところですが、草の力は凄くて、新茶後半にはまた草が伸びてきています。
なので二回目の草取りが終わったら新茶収穫と、最後まで杉本園はバタバタです!笑
しかし、周りの慣行栽培農家さん達は違います。
慣行栽培農家の新茶準備
新茶前の芽出し肥料
農協から「肥料」がこれでもかというほど送られてきて、急かされるようにイソイソと施肥していきます。
詳しくはわかりませんが、昔より肥料の回数が多くなっているようです。
近所の農家さんも「また来たから撒かなきゃいけないよ~」と少し疲れた様子でした。
しかし、これを言われた通りに施肥していかないと栽培基準を満たしていないお茶として扱われてしまい値がつきません。
なので、農家さん達は一生懸命に肥料を入れていきます。
慣行栽培の新茶収穫
そして、新茶の収穫が始まると、終わるまで一気に収穫します。
理由は幾つかありますが、基本止まる事はありません。
お茶の取引価格
一般的にお茶は相場制で“1日でも早い方が値が良い”ので急いで収穫します。
新芽の硬化
次は硬化が原因です。
肥料を入れたお茶の成長が早く、新芽も一気に大きく成長します。
大きい茶葉は「硬化」してしまい、新茶として揉む事ができなくなります。
需要の低下
最後は悲しい現状、お茶の需要が下がっていて遅いと値がつかない事があるからです。
そんな中でも杉本園はマイペースに(草刈りに追われながら)やっていきたいと思います。
頑張るぞ~!